LODGE Archive

LODGE LOGIC DEEP CAMP DUTCH OVEN (ダッチオーブン語り_1)

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みなさんこんばんは。本日はすでに昨年末より取扱いをはじめている LODGE ダッチオーヴンのご紹介。ご案内がたいへん遅れてしまいました・・・そのダッチオーヴン、便利なもので溢れる現代においては 「はいどーぞ」と簡単におすすめできるものではありません。語りたいこと、語らねばならないことが山のようにございます。一度の掲載ではとてもまとめきれませんので 今後ちょいちょい掲載させていただきます。ちなみに 私もまだまだ学習途上であります。
 
● まずは ダッチオーヴンとの向き合い方(笑)について
ダッチオーヴンは基本 鋳鉄製の鍋で 基本無加工の原始的な鍋のことです。(鋳鉄製の鍋種については後日掲載します)重さやメンテナンスの手間など短所的特性のほうで有名なものです。その理解なくして手にしても 後悔しか与えてくれないものとご理解いただければ何よりであります。
しかし 長く付き合えるモノとは 総じて 短所が長所といったものが多いのも事実。最近の製品は短所の裏にある長所を考えもせずに削除し わかりやすい長所ばかりを追求しているものがとても多いと思います。短所はないにこしたことはありませんが、短所がないものなど長所もない(=魅力がない)ものです。短所を理解することはモノの判別にはとても重要なことと考える私です。ロングライフツールと言われるものは 例に漏れず短所が多いものです。なのに何故 半世紀を超えても作り続けられ、使い続けられているのか?と考えると 重要な要素は機能面はもちろんですが 容姿面(デザインや製品背景)もかなり重要な要素。ですので 「カタチから入る」というのはあながち間違ったことではないのです。
 
● 話がちょっとそれましたが 続いてはダッチオーヴンの生い立ちについて。始まりはアメリカ西部開拓時代(1860年代〜)にオランダからの入植者が持ち込んだもの といわれています。荒野の生活の中でパンを焼いたり、煮込みが出来たり、一つの道具で何でも作れる大変便利な鍋として当時 急速に普及。そのときの絵面は 焚火にダッチオーヴンを焼べる(くべる)といった キャンパー涎垂の定番絵面である故、キッチンでは使うことの少ない鍋であるにもかかわらずキャンパー達を中心に 脈々と受け継がれ 現代に至っているわけです。「キッチンでは使うことが少ない」と記述してはいますが、オーヴンが標準装備されることがほとんどの欧米キッチンにおいては そんなこともなかったようです。最近は日本のキッチンでもオーヴンがあったり石釜があったりで 家庭でも使える環境が整ってきているのも 琺瑯鍋やダッチオーヴンなどの鋳鉄鍋が再注目され出した理由ではないかと思います。
 
● まだまだ長い続きは近日掲載させていただきます!

■ 明日2/25(火) は 店休日です。
 
LODGE LOGIC DEEP CAMP DUTCH OVEN 10" [内径 約25cm/ 深さ 約11cm/ 重量 約7.1kg] ¥ 13,650 - Made in U.S.A.
 
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Date: 2014年02月23日

LODGE LOGIC DUTCH OVEN "Combo Cooker" (ダッチオーブン語り_2)

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みなさんこんばんは。暑苦しい LODGE ダッチオーヴン語りの第2回目の本日はダッチオーブンあれこれ・・
 
● ダッチオーブンは大別して キャンプオーブンとキッチンオーブンの2種類があります。キャンプオーブンに分類されるものは アウトドア使用が前提で焚火に焼べやすいよう 3本の足が付き、蓋は炭火を載せられるような形状になっています。キッチンオーブンに分類されるものは 家庭用コンロ使用が前提で足はついておらずフラットな底面、蓋も通常の鍋と同様の形状のものです。両者ともアウトドアでもキッチンでも使用することは可能です。LODGE製品は両方の種類がラインナップされています。
 
● 使用される材質は ステンレス、アルミ合金、そして鉄製(鋳鉄製/鋼板製) の3種類が主立ったものでそれぞれに特徴があります。当店取扱いのLODGE製品は全て鋳鉄製ですので そこを詳しく。
そもそも 鉄というのは鉄(Fe)と炭素(C)の合金の総称で 炭素含有量によって鋼(Steel)と鋳鉄(Cast Iron) に分類されます。鋼と鋳鉄の違いは含まれる炭素含有量の違いになります。(炭素含有量が多くなると堅くなるけどもろくなる =鋳鉄 / 少なくなると粘性はあがるけどやわらかくなる=鋼 )鋳鉄製品、いわゆる「鋳物」の長所は保温性・熱伝導率が高いといったものですが、重い、錆びるといった短所が付きまといます。
 
● 製法は型に高温で溶かした鉄を流し込んで固めるといったもので、鉄板製とは違い 溶接がない一体形成となるため 熱伝導率は高く、強度維持や長所を生かすために大量の鉄を使った鍋ですので、厚みがある分重くなります。重さは強度保持のためもありますが なにより長所である保温性を生かすため重要です。単純に重ければ重いほど保温性は上がると思ってもらってOKです。
また その製法故に 出来上がったものは 単純に鉄の塊ということになります。日常生活において、全く表面処理していない鉄など見る機会はありませんのでなかなかピンとこないとは思いますが、鉄の塊はビックリするくらいすぐに錆びるものなのです。その錆への対応として、エナメルコーティング(ホーロー加工)した琺瑯鍋や釜焼きと呼ばれる工程で表面に酸化皮膜を付けた 南部鉄器などは よく知られているところだと思います。(琺瑯鍋は鋳鉄製でない鋼板製などもあります。)これらは鋳鉄製の鍋に表面加工した製品ということです。
● しかし、昔ながらのダッチオーブンは そういった表面加工をまったく施していないもので、それが 原始的な鍋と言われる所以です。そこで錆びないようにする使い方をマスターする必要があるわけです。それがシーズニングと呼ばれる作業になります。この作業こそが ある意味ダッチオーブンの肝かもしれません!そのシーズニングのお話は また次回。
 
■ 掲載画像はLODGE の中でも間違いなく人気上位のコンボクッカー。ダッチオーブンの機能はしっかり維持しながら 蓋もフライパンとして使える優れもの。家庭での使用もこれなら!

 
LODGE LOGIC DUTCH OVEN "Combo Cooker" [内径 約27cm/ 深さ(本体:約8cm 蓋:4cm/ 重量 約5.6kg] ¥ 9,240 - Made in U.S.A.
 
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Date: 2014年03月02日

LODGE DUTCH OVEN シーズニング (ダッチオーブン語り_3)

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みなさんこんばんは。暑苦しいダッチオーヴン語り3回目の本日は シーズニング編。少々時間はかかりますが 難しいことはない作業です。しっかりマスターして 今年のキャンプやバーベキューは 充実度120%をめざしましょう!
 
● 散々述べてきたように 昔から言うダッチオーブンは鋳鉄そのままの製品で 半端なく錆びるものなので 工場出荷時に がっちり錆び止めワックスが塗られています。それは安易に想像のつくまずさでしょうし(食べたことなどありません )そもそもそんなもん、人間の体内に取り込んでいいわけがありません。それを取り除くための作業(初期慣らし)がシーズニングという作業のひとつの意味合いです。
また、その作業を行うことで 錆止め効果が全くなくなるわけなので今度は錆を防止する作業が必要となってきます。
 
● ざっと言うと シーズニング作業というのは
初期清掃(錆止めワックスを取り除く)→ 錆を防止する加工をするということです。
 
● ここで 今回当店が取扱うLODGE LOGIC シリーズについて。
実は この製品群、南部鉄器と同様の表面加工が施されている製品(Pre-Seasoned)なので 従来の無加工ダッチオーヴンより はるかに扱いやすいものです。そのまま使おうと思えば使えるものですが、南部鉄器などに代表される 日本の表面加工技術ほどのクオリティの高さはないと思いますので それらとは同様の扱いではいけないと思います。(あくまでも個人的見解であります) やはり 昔ながらのメンテナンス(手間)は必須なのであります。

● 以下 シーズニングの代表的な手順です。
① まずは 工場出荷から手もとに届くまでの長い道のりで積み上げられた汚れや錆止めワックスを洗い流します。台所用中性洗剤と亀の子たわしを使います。金属たわしやクレンザーなどの使用はNG。後々弊害アリです。内側はもちろん、外側、蓋などありとあらゆる部分を洗います。
 
② 洗い終わったら 水分を拭き取って 火にかけます。目的は乾燥させることなので 水分が十分飛んだら火をとめて冷まします。冷ます時は 割れるおそれがあるので 絶対に水などをかけて急速冷却してはいけません!自然冷却は鋳鉄鍋取扱いの鉄則です。
 
③ 乾燥したら 食油(オリーブオイルやサラダオイル) を ペーパータオルなどを使って全体になじませるように塗ります。塗り終わったら 火にかけ加熱。加熱していくと食油が焼けて白煙が出ます。白煙が出なくなり 表面の色が変わってきたら 火を止め自然冷却します。くりかえしますが 急速冷却厳禁です。
※ この工程は 意図的に鍋に黒錆(四酸化三鉄皮膜)を発生させることで、鍋の腐食を防止する簡易技術です。この工程を繰り返すこと(長年の使用)によって重厚な黒錆びが付着したものが[ブラック・ポット]と呼ばれ、ダッジオーブン使いのステイタスになっています。
 
④ 自然冷却してまだ熱感があるくらいのとき 食油を最初のように全体になじませるように塗ります。(やけどに注意!)
● 従来のダッジオーブンは ここまでの作業を2〜3回繰り返す必要アリと言われていますが、LODGE LOGIC (Pre-Seasoned)製品は 1度ちゃんとやっておけば十分です。
 
⑤ 次は鉄臭さを取るため 食油を入れて ネギや生姜など香りの強い野菜を入れて炒めます。これは食べるものではないので ちょっと傷んだものや切りクズなどで十分です。
十分炒めたら 野菜を取り除き、油をキッチンペーパーなどできれいに 拭き取ります。(鉄臭さに敏感な方は この作業を繰り返します。)

⑥ 自然乾燥させ 最後に食油をうっすらなじませるように塗って初期慣らしは終了です。

● 使用後 のメンテナンス
① きちんと黒錆びがついた鉄鍋(ブラックポット)は洗剤を付けた程度でコンディションは変化しませんが、始めのうちや 常々使わない場合は 表面の油皮膜を落とさないように 洗剤は使わず洗います。焦げ付いた場合はスクレーパーなどで 焦げをそぎ落とし 水を入れて火にかけ、焦げつきを浮かせた後 洗い流します。
 
② 洗い終わったら 水分を拭き取って 火にかけ、水分が飛んだら火をとめて自然冷却します。
 
③ まだ熱いうちに キッチンペーパーなどを使い食油を塗っておきます。長く使わない場合は鍋内に新聞紙などを入れたり 全体を包んで保存しておきましょう。
 
● 今回はここまで。もう一回ほど続きがありますw 近日掲載します。前回まではコチラ
 
■ 掲載画像は あると嬉しい ラウンドグリル。お好み焼きやピザ、ハンバーグなどを熱々でサービングできます!もちろんそのまま調理もできます。

 
LODGE LOGIC Round cast-iron grill 8 3/8" [内径 約20cm/ 深さ 約1.5cm / 重量 約1.2kg] ¥ 3,150 - Made in U.S.A.
LODGE LOGIC Round cast-iron grill 10 1/2" [内径 約26cm/ 深さ 約1.5cm / 重量 約2kg] ¥ 3,990 - Made in U.S.A.
 
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Date: 2014年03月09日